【ほぼ週刊SCS】 生物部 マリンチャレンジプログラム


掲載日:2018.08.11

7月31日に行われたマリンチャレンジプログラムに本校の生物部が参加しました。

マリンチャレンジプログラムとは、海・水産分野・水環境に関わるあらゆる研究を発表する場です。
本校からは4年生の二人が発表します、テーマは「死滅回遊魚になりやすい魚類と縄張り性の関係」と「平潟湾周辺の魚類と泥底の有害物質」です。
事前にお二人に意気込みを聞かせていただきました。

「みんなに納得してもらえる発表がしたい」
「審査を通ることより自分の研究を多くの人に真剣に捉えて欲しい」とおっしゃていました。準備の様子を見てもとても気合が入っていました。

続いてランドマークタワーで行われたプログラムの本番を取材しました。

この日は関東大会で各都県から16チームが参加しました。
審査員は企業や大学から海に関わる研究をしている専門家の方が務めます。
海や水環境をテーマにしながらも、実に多種多様な研究がありました。本格的な養殖の研究、発電や海水淡水化デバイスなどの工学的な研究など、審査員の方々も感心するような発表ばかりでした。難しくて時間もかかる研究が多くありましたが、どのチームも実に楽しそうに生き生きと発表していました。

本校の発表では、2番目に登場した「死滅回遊魚になりやすい魚類と縄張り性の関係」については着眼点の面白さでは高く評価されていました。もっと継続的に研究をして深めてほしいというエールをもらいました。

10番目に登場した「平潟湾周辺の魚類と泥底の有害物質」は、生物部が40年前から題材にしている研究で、審査員の方もこのテーマの重要性に共感してくれました。ただ調査方法についてはまだまだ工夫が必要とアドバイスをしてくれました。

残念ながら本校は全国大会に出場する4校には選ばれませんでした。でも終了後のポスターセッションで専門家の詳しい助言を頂いたり、他校の発表者と交流したりすることができ、貴重な経験になりました。

来年は研究を重ね全国大会に進出してもらいたいです。

(SCS2年 Y)