校長のつぶやき(3)~一年生の英語の授業を探訪~
掲載日:2018.06.05
2018年6月5日
一年生の英語の授業を探訪
中間試験も終わり、新たに授業が動き出しました。一年生は、一学期の定期テスト(中間と期末)は、全問リスニング・テストです。いわゆる書くテストではありません。答えは選択式。試験の感想を聞いて、授業も参観しようとある教室を訪ねてみました。
今日はEnglish Loungeで行われる授業でした。このクラスは、2016年度から始めた「取り出しクラス」。入学前の英語力で「取り出された」生徒たちです。学年の10%がいます。全クラス同じ教材を使って授業を行いますが、このクラスは生徒が授業で足踏み状態にならないように、グーンと内容を掘り下げて力をどんどん伸ばすことが目的です。
授業数分前、見事に全員が揃っています。生徒たちに「テストはどんな感じでしたか?」と質問を向けると答えに窮したような表情。変だなぁ、、、そこに担当のショーン先生が来ました。開始のチャイムがなり、私の質問は消化不良で終わりました。早速、ごく普通の会話スピードで授業がスタート。ショーン先生はこの日の授業の狙いを英語で説明し、間髪入れずにTask(授業内活動)準備のための質問を一人一人に向け、そこからグループ分けとなり、、、なんと、この面倒な指示を生徒それぞれが理解している、、、びっくり。指示内容に応えて動く生徒の動きは的確。私が生徒に向けた質問は全くの愚問だったのです。明日再び、普通のクラスを訪ねることにしました。
本校の一年生は、週6時間の英語の授業のうち5時間がGET(Global English Teacher)とJET(Japanese English Teacher )によるTT(ティーム・ティーチング)で、ほぼ100%英語だけで行われています。残りの1時間は、JETによる理解補強の目的での従来に近い授業が行われます。全クラス横並び(同時間)展開です。一年生は、一学期間は徹底して英語のシャワーを浴びることに徹します。これが六浦の特色、他の学校にはほとんど例がない圧倒的なアドバンテージです。テストの返却が終わったので今日からは、「取り出しクラス」以外の全クラスで一斉に担当GETのシフトが行われました。テストを境目にしてGETが変わります。一年間4人のGETの先生の入れ替えがあるのは授業での慣れの防止。コミュニケーション力をつけるための適度な緊張感の維持が目的です。教頭からの報告は、どのクラスも和やかに新たな雰囲気で授業がスタートしたとのこと。六浦、進化しています。そのうち、授業公開を始めましょうか。
放課後のオプションの英会話教室(有料)も間もなく始まります。今年は、グループ・レッスン、セミ・プライベート・レッスン、パーソナル・レッスンの3タイプを開講します。1年生から6年生まで、一週間で80人を超える受講者がいます。生徒の勢いを感じます。