だれもが「幸せ」を感じる社会へ。自ら行動する人になる。
地球上のすべての人に、平和で笑顔に満ちた日々が訪れることを願って―。
本校が開設する総合的な学習の時間「地球市民講座」(オリジナル講座)は、本校の校訓「人になれ 奉仕せよ」と、教育目標「共に励まし合う人」、「社会に奉仕する人」、「平和を尊重する人」を具現化するためのプログラムです。
1年生~3年生までの体系的なカリキュラムで、机上の空論に終わらない学びが展開されます。
3年間を通して、「地球市民」としての素養を身につけ、地球規模で生じている社会的課題への理解を深め、その解決に向け主体的に行動する姿勢を養っていきます。
一人ひとりの働きは小さいものでも、いずれ世界に平和をもたらす大きな力になっていくことでしょう。
前期:プログラム1
地球市⺠の基礎理解
地球市民である前に「市民とはなにか」を学びます。また、これまでの国際社会の歩みから、グローバル社会のあるべきすがたを考えます。
- 地球市民の基礎知識
- 本校の校訓・教育⽬標と地球市⺠講座
- 地球市民講座とアカデミックスキル
- 地球市民の素養:多⽂化理解と多⽂化共⽣
後期:プログラム2
社会的課題に主体的に関わる意識の醸成
地球市民として、⽬の前に存在する社会的課題を知るとともに、その課題に対して主体的に⾏動する姿勢を⾝につけます。
- いま世界ではなにが起きているのか
- 地球規模の課題に対する主体的な関わり
- 「いまの⾃分でも社会変⾰の⾏動はできる」ことを知る
前期:プログラム3
地球規模での社会的課題『SDGs』の基礎理解
国連がSDGsを採択するまでのプロセスと、SDGsの本質を理解し、社会的課題と自分との関係について考察します。
- MDGsとSDGs
- SDGsの本質
- SDGsと本校の校訓・教育目標
- SDGsの達成と私たち
後期:プログラム4
地球規模の社会的課題と自分
地球市民として、⽬の前に存在する社会的課題を知るとともに、その課題に対して主体的に⾏動する姿勢を⾝につけます。
- 地球規模の社会的課題に対する自分の興味関心の発見
- 発見した課題の調査
SDGsとは
SDGs(持続可能な開発⽬標;Sustainable Development
Goals)とは、世界が抱えるさまざまな問題を解決し、2030年に向けて、持続可能な社会をつくるために世界各国が合意した17の⽬標と169のターゲットです。2015年9⽉、SDGsの前⾝であるMDGs(ミレニアム開発⽬標)を継続し、国連で採択されました。
貧困問題、気候変動やエネルギー問題など、持続可能な社会をつくるために世界が取り組むべき課題が網羅されています。このSDGsの基本理念の1つに「No one willbe left
behind(誰⼀⼈取り残さない)」があります。本校の校訓「⼈になれ奉仕せよ」と共通の価値観であるSDGsを取り⼊れた学びは、将来校訓を具現化できる⼈になるための学びでもあります。