図書委員会でのビブリオバトル
掲載日:2017.07.30
7月25日(火)の閉館後、図書委員によるビブリオバトルを開催しました。
4年ほど前から授業でビブリオバトルを実施するようになりましたが、図書委員会で実施したのは初めてです。第1回の今回は、4人の有志「ビブリオバトル班」と、観客7名(ディスカッションタイムと投票参加)で行われました。
はじめに司書教諭からビブリオバトルの目的・ルール説明を行い、4名のバトラーが順に本の紹介をしていきました。授業では3分間で行いましたが、今回は本格的に5分間の時間を使っての紹介です。中には、5分では足りない生徒もいました。そんなときはディスカッションタイム(質疑応答)で補います。
今回紹介された本は、以下の4冊です。
・いちご同盟 三田誠広
・羊と鋼の森 宮下奈都
・そして誰もいなくなった アガサ・クリスティー
・ユートピア 湊かなえ
授業ではないので、特に選書の条件を出さなかったのですが、図書委員らしい本のセレクトでした。
2学期にビブリオバトルの授業を控えている1年生も参加しているため、今後の発表に活かせるよう、全員に「良かった点」シートを書いてもらい、終わった後に裁断してバトラーに渡しました。
投票後、チャンプ本と準チャンプ本を発表&表彰式を行い、賞状と景品が渡されました♪
今回のチャンプ本は「ユートピア」。準チャンプ本は「そして誰もいなくなった」です。
「ユートピア」では、ビブリオバトル経験3回目のバトラーが、言葉巧みに本の内容や著者の特徴を伝えていき、ただならぬ本であることを感じさせました。観客のほとんどがドラマを観ていて内容を知っているにも関わらず「読みたくなった本」に選ばれました。「そして誰もいなくなった」は、気になる大事な部分は決して言わず、しかし本の内容をあの手この手で魅力的に語り続けるチャレンジャーな話術で紹介され賞を勝ち取りました。
これ以外のバトラーも、観客への投げかけや観客も共感できる自分の体験談などを織り交ぜていて、全体的にレベルの高い闘いとなりました。本の世界を広げながら、発表スキルも磨きつつ、2回目を今年度中に開催したいと思います。