大学連携理科実験講座を行いました
掲載日:2021.12.08
11月20日(土)、関東学院大学理工学部と建築・環境学部と連携したプログラム「大学連携理科実験講座」を行いました。
今年度の1回目は6月19日(土)に実施し、2回目を10月23日(土)に予定しておりましたが、新型コロナウィルスの感染予防のため中止。各種対策を行い、無事に今回は実施することができました。中学1年生と2年生の生徒8名が2つの講座『講座⑤:水と油を混ぜてみよう!』と『講座⑥:自然界の放射線』に分かれて参加しました。
各講座の内容を簡単にご紹介いたします。
講座⑤:水と油を混ぜてみよう(担当:理工学部 武田克彦先生)
初めに、最新の自動車のエネルギー源(ガソリン、ディーゼル、燃料電池、水素など)について実際の自動車を例に出して説明してくださいました。その後、先生の研究テーマであるディーゼルエンジン車の排気ガス低減につながる軽油と水を混合した燃料である「エマルション燃料」について教えてくださいました。実際に、軽油と水と界面活性剤を加えてエマルション燃料を作ってみました。初めは軽油と水が完全に分離していましたが、界面活性剤を加えると混ざり合って白い液体ができたことに生徒は驚いていました。
その後、大学内の実習室に移動し、エンジンや排気ガス測定器、プラスチックごみを油に替える装置などを見せてもらいました。最新の技術に触れることができたと思います。
講座⑥:自然界の放射線(担当:理工学部 前田直樹先生)
初めに、原子の構造や放射線の基礎知識を丁寧に教えていただきました。講義後のフィールドワークでは実際に測定器を使用して放射線量を測定しました。どのような場所で放射線量が高くなるのか、生徒の柔軟な発想を頼りに勧められました。的確な考察をする場面では大学の先生も驚いた様子でした。