中学3年生 白樺湖にて宿泊研修を行いました


掲載日:2022.05.27

5月12日(木)から2泊3日、3年生は長野県白樺湖で宿泊研修を行いました。コロナ禍のため1年生・2年生の宿泊行事が中止となり、3年生にとってはこの研修が中学に入って初めての宿泊研修となりました。

今回の研修では、
①「中学最高学年としての自覚を持ち、この1年間の過ごし方を考える」
②「共同生活を営むことにより、協力することやルールを守ることについて学ぶ」
③「礼拝を通して、キリスト教への理解と他者理解の大切さを学ぶ」
を研修の目的として様々なプログラムを行いました。

1日目は自然に親しみながら、クラスの親睦を深めるために、国際自然学校でガイドウォークを行いました。ガイドさんから説明を受けながら、1年に数日しか咲かない花を見ることができたり、自然保護の観点から鹿などから木を守るネット貼りを体験しました。また宿についてからは開会礼拝を経て夜はクラスごとにクラス目標を決める時間としました。限られた時間でしたが、各クラス活発に話し合いがなされておりあっという間に時間が過ぎていき、翌日まで空いている時間を使って話し合うクラスもありました。

開会礼拝
ガイドウォーク

2日目、午前中は白樺湖の周辺を部屋ごとにチームとなり、クイズに答えながらウォークラリーを行いました。天気が心配されましたが、すべての班が無事ゴールをすることができました。午後はあいにくの雨模様となりましたが、予定通り鷹山牧場へ向かい、バター作り、乳しぼり、トラクター乗車3つ体験を行いました。バター作りでは腕が痛くなるほど牛乳が入った容器を振り、バターを作り、トラクター乗車では荷台に運ばれる野菜の気持ちになって急勾配を登り降りし、歓声をあげ、乳しぼり体験を通して命の大切さを学びながらも、楽しい時間を過ごすことができました。そして夜は楽しみにしていたキャンドルファイヤーと学年親睦のときを迎えました。点火係の生徒と宗教主任が体育館中央にツリー型に組み立てられたロウソク一つ一つに火を灯していきました。暗闇と静けさの中、明かりが少しずつ灯されていき、厳かな雰囲気の中、心をひとつにして礼拝を守ることができました。静かな礼拝の後は、親睦班が進行係を務めた学年親睦の時を行いました。感染防止に努めながら、学年全体が一つにまとまり、楽しめるようなプログラムとなりました。

牧場での乳しぼり体験

最終日は閉会礼拝を通し、今回の研修の目的を再度確認し、3年生としてこれからの1年をどう過ごしていくか改めて振り返りました。閉会礼拝と表彰式の中で、各クラスのクラス目標の発表を行い、学年全体で共有をしました。またパンフレットの表紙の表彰、そしてウォークラリーで高得点を収めたグループの表彰を行いました。

この研修を通し、生徒たちは寝食を共にすることを通して、互いを認め合い、尊重する大切さを学び、他者との生活を通して自分自身の新たな面を発見できたのではないかと思います。中学最高学年として、ここでの経験を今後の学校生活に生かしてほしいと思います。