アラスカ研修(その5)


掲載日:2018.03.01

本日は第3回アラスカ研修(その5)をご紹介いたします。

この日はチェナ温泉を離れてフェアバンクス市内に移動します。車が10時に迎えに来るため、朝食の時間は8時です。これまで、遅く起きていたために気が付きませんでしたが、朝の8時は真夜中のような暗さです。この辺りでは日の出は9時半過ぎで日の入りは4時半ごろだそうです。
明け方まで月食を観ていた生徒も多く、なかなか起きてきません。
それでもなんとか10時過ぎに宿泊所を出発して、フェアバンクス市内に向かいます。その途中でアラスカ石油パイプラインを見学しました。
アラスカはアメリカ国内有数の原油採出地で、全米で使われている原油の約4分の1がここで産出されています。その原油を精製するために全米に送っているのがこのパイプラインです。パイプラインの長さは約1200kmにもなり、山口県から青森県までの距離とほぼ同じです。このパイプラインは、万里の長城と同じく人工衛星からも見えるそうです。


その後、中華レストランに寄って昼食をテイクアウトし、アラスカ州立大学フェアバンクス校地球物理学研究所に向かいました。
アラスカ大学ではオーロラ研究の第一人者であるアラスカ大学名誉教授の赤祖父俊一先生の講義を受けることができました。赤祖父先生は、オーロラを研究する人で知らない人がいないほど有名な科学者で、現在は地球温暖化に関しての研究も行っていらっしゃる方です。生徒たちは熱心に講義を聞き、色々な質問をしていました。
その後、アラスカ大学博物館を訪れ、北極圏で暮らす生物の剥製やアラスカでの生活などについての展示を見ました。





夕食は「タートル」という店で、ビッグサイズのお肉を食べました。初めにサラダバーでサラダを採って食べ、それを食べ終わると「大きな肉」がでてきます。見かけは大きいのですが、とても柔らかく味も良いので、ほぼ今年はほぼ全員が完食しました。さらにもう一枚食べたいと言っている男子生徒もいてびっくりしました。付け合せのポテトもおいしかったです。

今晩はフェアバンクス郊外で観測しました。1時間ほど待つと、オーロラが見え始め、オーロラの下での集合写真を撮ることも出来ました。

今回はほぼ毎日オーロラを観測することができ、大満足でした。
明日は帰国に向けての準備の日です。