10月中旬に行われた「第67回日本学生科学賞神奈川県作品展」にて、高校1年生の高橋和樹さんが「読売新聞社賞」を受賞し、全国大会へと進出することが決定しました。

今回受賞した研究テーマは、「宇宙農業に向けたLED水耕栽培〜白菜の結球に必要な波長条件の調査〜」というものです。これは将来的に宇宙への移住や旅行をする時に特に重要となる問題の一つとしてあげられる「食」に関連したものです。何らかの形で、宇宙において植物の栽培ができないかどうかにアプローチしています。代表的な結球類であるが、水耕栽培では結球しにくい野菜である「白菜」に焦点をおき、結球するための条件の1つである波長領域について研究しました。

高橋さんからは、「この研究は中学1年生の時から継続的に行ってきたものであり、今回、初めて読売新聞社賞という素晴らしい賞を受賞できたことは大変嬉しく、今後の研究活動の励みになります」とコメントがありました。

なお、全国大会である中央予備審査会（論文審査）は11月中旬に行われ、この予備審査を通過すると、12月中旬に日本未来科学館で行われる最終プレゼンテーション審査へと進みます。全国大会でもよい結果が得られることを期待しています。