【選択制グローバル研修】長崎研修
掲載日:2023.11.17
8月1日~4日の3泊4日で長崎研修を実施しました。本校ではかつて高校2年生の研修旅行で訪れていた地ですが、プログラムを一新し、選択制グローバル研修のひとつとして今年度初めて実施することになりました。
初日は福岡に着いた後、大刀洗平和記念館にて平和について学びを深めました。迫真に迫る朗読や展示の数々に生徒たちは改めて平和と命の尊さについて考える機会となったようです。その後、有田ポーセリンパークにて手びねり体験を行いました。真剣なまなざしでコップまたは茶碗を作成しました。
2日目の午前中は九十九島パールシーリゾートにて、シーカヤック・ヨットセーリングを体験しました。シーカヤックはまずパドルの操作方法を教えていただき、2人1組または1人乗りにて実際に操作しました。2人の場合は後ろの人の働きが大切とのことで、生徒たちは息を合わせながら一周漕ぎました。また、ヨットセーリングでは9名ずつ3つのヨットにのり、沖まで出て40分ほどのクルーズを楽しみました。
午後は平戸に向かい、宝亀教会を車窓から眺め、平戸ザビエル記念教会と田平天主堂を訪れました。それぞれの教会についてガイドさんに紹介していただきながら、堂内を静かに見学し平戸におけるキリスト教の歴史について学びを深めました。
3日目は自主研修です。最初に全員で大浦天主堂を訪れ、その後事前に考えた行程表に沿って出発しました。平和公園・長崎原爆資料館・浦上天主堂・永井隆記念館・出島・日本二十六聖人記念館・グラバー園などを中心に、平和やキリスト教について各自が設定した研修テーマにあわせて長崎市内を回りました。路面電車の一日乗車券を購入して回る生徒も多かったようです。おみやげも買い、全員時間通り午後5時までにホテルに戻りました。
研修最終日は、隠れキリシタンの歴史について学びを深めました。山中の静けさのなかに佇む、キリシタンをまつった枯松神社を訪れました。続いて外海地区にある出津教会やド・ロ神父記念館などを訪問。特にキリストの教えをもとに地域の産業や社会福祉を充実させたド・ロ神父の生き方は生徒の心に深く残ったようです。
4日間の研修を通して主にキリスト教と平和について多くのことを学びました。厳しい暑さの中でしたが、生徒たちは体調を崩すことなく積極的に行動していました。現地での学びをもとに、研修後はレポートとスライドを完成させ発表へとつなげていきます。