校長のつぶやき(91)貯金箱まるごと・・・
掲載日:2024.02.04
2024年1月1日能登半島地震で被災された皆さまへ
心より深くお見舞い申し上げます。
極寒の中でとても不自由な生活状況にいらっしゃることを覚えつつも
今はお見舞いの言葉しかございません。
そして、ただただ、祈るのみです。
どうぞ、皆様の健康が守られますように。
深い悲しみに中にいらっしゃる方々に、
神様からの慰めとあたたかな癒しがありますように。
関東学院六浦中学校・高等学校
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1月22日 全校配信で募金を開始しました。
「保護者の皆様
いつも本校の教育活動にご理解とご協力を賜り……
この地震で被災された地域では、連日報道されている通り……
今回は、下記の期間に校内で募金活動をいたします。
銀行振り込みによる募金への参加もご案内いたします。……
送付先は、日本赤十字社、日本基督教団…………………」
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募金活動が始まってから数日目、ある中学生がやってきました。
募金箱の前で取り出したのは、なんと!
貯金箱そのままでの募金。
でも、貯金箱は募金箱の口を通らない、入りません。照れくさそうに係の高校生へ手渡します。
皆、目を丸くしながらもしっかりと受け取りました。
貯金箱って、何かの思いがあって始めるもの。
その思いを編み直して、募金の心に心を合わせる気持ちが、まるごとになった。
この話を聞いて心を打たれました。
悲しみに寄り添おうとしても寄り添えない現実の中で、心の中の「思う気持ち」を精一杯に捧げる誠意。
神様、どうか、この生徒の、心いっぱいの気持ちを届けてください。
あなたからの癒しと慰めに用いてください。
アーメン