中学2年自然教室(後編)
掲載日:2024.06.29
中学2年生が5月に長野県白樺高原にて実施した自然教室(後編)です。
2日目の午後は御前水自然園でのネイチャーウォッチングでした。自然園の中を散策し、計12か所のチェックポイントにいるガイドさんからの質問に答えていくプログラムでした。朝の降雪が嘘のような晴天で蓼科山が綺麗に見える中、都会にはない豊かな自然を体験できたと思います。
ネイチャーウォッチングの後は、ホテルに戻って「防災・復興体験」として、身近にある牛乳パックを着火剤として火を起こしました。牛乳パックの内側にはポリエチレンという燃えやすい素材が使われているそうです。災害時などに電気やガスが使用できない状態で火を起こす場合は、牛乳パックが役に立つそうです。大きな災害などが起こらないことを願いますが、もしもの時のための経験にはなったのではないかと思います。
夕食後は、自然教室最後のプログラムであるキャンドルライトサービス。この自然教室の目標の1つに「人知を越えた自然と真摯に向き合い、自然との共生を学ぶ」がありました。これまでの全てのプログラムも「自然」との関わりがテーマでした。ろうそくに点されている炎もまた「自然」の一部で、人はそれを活用しており、人もまた「自然」の一部です。ろうそくの炎を見つめながら、自分と向き合う時間をもちました。最初から最後まで静寂が守られ、生徒にとってかけがえのない時間となったと思います。
今回の自然教室の目標は、「自然との共生を学ぶ」「主体的に行動する力を身につける」「他者理解の大切さを学ぶ」でした。今回の自然教室で、自然の中での経験や礼拝、集団生活を通して、多くのことを学び、気付いたと思います。それらの学びや気付きを今後の生活に生かしてもらいたいと思います。最後に、各プログラムに関わっていただいた方々、宿泊ホテルの方々、ご理解・ご協力いただいた保護者の皆様に感謝申し上げます。