校長のつぶやき(100)夏休み、様々な活動があります。
掲載日:2024.07.29
◆今日、7月29日(月)、生物部と吹奏楽部が合宿に出発しました。生物部は海の生物の研究などで実績があります。今年は長野県大町市の青木湖キャンプ場に出発しました。生物部はいつも、合宿自体が大きな活動と学びの場です。今年はどんな成果を挙げてくるのか、あるいは成果の卵を仕込んでくるのか、楽しみです。吹奏楽部は先日のコンクールでB編成部門7位、県大会出場を決めました。県大会突破全国出場を目指す強い意気込みで出発しました。明日からも続々といくつかの部が合宿に出かけます。
◆夏は本校の特色である「選択制グローバル研修」もいくつか実施されます。本校は一般的な研修旅行を実施していません。2016年度で廃止。以後、それぞれの生徒が自分の興味関心で選択して参加する研修としました。どの研修も参加対象学年が複数学年になります。
◆今日、「北海道研修」が出発しました。中1~高2の39名が参加しています。羽田に集合、道東の北見中標津空港に飛んで知床の大自然の研修から始まります。そして、阿寒から大雪山系の黒岳、層雲峡へ向かいます。途中の観光牧場で搾乳体験もあります。最終日は旭山動物園の見学です。旭川空港からの帰路となります。北海道の雄大な自然と人々の営みなどの見聞で、各々が各々に学びを深めてきます。
◆「マレーシア研修」は7/26に帰国しました。中1生の9名と中2生の9名が伸びゆく国に出かけてきました。まだまだ幼い18名、それぞれ強い印象を受けて帰国したとの報告がありました。国際色豊かな大学への訪問、国際的環境で学ぶ日本人留学生からお話を聴く研修。日本人留学生が案内役となるグループ別での街中の散策は多文化共生の実相に触れる経験。クアラルンプール郊外の田舎の村で一泊のホームステイ、マレーシアの伝統文化の体験。そして、多文化が融合する商業施設と三井アウトレットモールでの見聞。この研修は、未来の日本、国内のグローバル化を予感させる多文化融合社会の見聞なのです。大きく視野が開かれます。
◆「カナダ研修」は7/20に出発、8/4帰国の予定です。今はちょうどカルガリーでの現地校プログラムに取り組んでいます。今年は中3から高2生までの8名が参加。現地はホームステイで、現地校での10日間の授業経験を中心に過ごします。半日ですがカルガリー大学への訪問もあります。留学をしている学生から国際環境での学びについて様々なことを聴きます。ダウンタウンツアーでは日本企業への訪問も含まれ国際社会についての実学的な学びもあります。大自然の経験はもちろんです。カナディアンロッキーツアーやレイククルーズもセットされています。
◆「ブルネイ研修」が8/18~8/28に実施されます。初めて設置のコースです。中3~高2の25名が参加します。産油国として経済的に豊かな国ブルネイでは、いま教育が大きく変わりつつあります。一週間のホームステイ、学校での授業体験や交流プログラムを中心に、自然体験、民族文化の体験などをします。変わりゆく国の生徒との生徒同士の交流を通して、日本に生きる自分たちを外から考えることとなるでしょう。
◆一方、学校では今日から「関東学院大学経済学部連携講座」として「夏期経済講座2024」が始まりました。3日間、毎日9:00~12:10までの集中講座です。大学経済学部の先生方とアシスタントの大学生による講座です。大学で経済学を学んでみたいと考える生徒を対象とする勉強会で、一日目の今日はボードゲームの「ライフ・リテラシー・ゲーム」から始まりました。スタートは、遊びながら「税金」「社会保障」「労務」「憲法」などの社会や経済の仕組みを学ぶという仕掛けになっています。15名募集予定のところ、高1~高3の28名が参加希望となりました。
◆本当に暑い夏です。この暑さの中、学校は様々な行事やプログラムで動いています。夏休み開始直後には夏季講習が動いていました。面談週間は7/31までですが、並行して様々な取り組みや活動が展開されます。中学校と高校が一つになって、同時に輻輳的に動くのが本校の特徴です。運営面ではいろいろ緊張しますが…。8月には2週間ほど一斉休業もあります。