【選択制グローバル研修】マレーシアJr.研修~後半~
掲載日:2024.08.07
マレーシアJr.研修の様子後半編です。前半編はこちらです。
研修3日目には、Taylor’s大学へ行きました。この大学には、この3月に卒業した生徒も進学予定です。大学到着後、マレーシアの大学に通う日本人大学生に来ていただき、まずはキャンパスツアーへ。その後は、それぞれが現在どのような学びをしているかや、マレーシアの大学で学ぶに至った経緯など教えてくださいました。また、Taylor’s の大学院で勉強している本校の元教員も飛び入り参加をしてくれて、生徒たちにメッセージをくださいました。同じような時期にご自身も1週間の海外研修へ行き、その時に英語が話せなかったことが悔しくて、勉強してマレーシアの大学に来た。など、刺激になる話が多かったです。
その後、現地の村暮らし体験をするために、カンポンという町へ行きました。ここでは、ホームステイもします。村での手厚い歓迎に戸惑いつつ、お世話になるホストファミリーとご対面しました。各家庭に行く前にバティックという布染め体験をしました。出来上がってみると、個性に溢れていました。
カンポンに向かう前は「村」がどんなところが分からず、不安を覚え、たくさんの質問が出ていましたが、到着をしてみると、自然豊かで一軒一軒が広く、とても豪華な家におおらかで優しいご家族が待ってくださっていると分かり、少し緊張が和らいでいました。
夕食では民族衣装に着替え、伝統楽器演奏を聴きながら、伝統的なマレー料理を手でいただくという体験もさせていただきました。最初は戸惑っていたものの、コツを得て、美味しそうに食べたり、楽器を弾かせていただくなど体験しました。
最終日は、この地域の収入源であるパーム油やゴムの木、ココナッツの収穫などを見学しました。その後、ホームスティ先のご家族とお別れをし、最後の振り返りを行いました。振り返り曲線を使いながら、この旅で起きた感情の変化をあらわしました。また、帰国後の目標も立て、深夜便でマレーシアとお別れでした。
中学1年生、2年生でこの異文化体験が出来たことは本当に貴重なことでした。ダイバーシティを体現しているマレーシアを、スポンジのような吸収力があるこの時期に肌で体感できたことは、今後必ず活かされることと思います。それぞれが、一つの点をこれから経験するたくさんの点とつなげて、自分なりの線を描いていってほしいと思います。