校長のつぶやき(28)校内英会話教室「Olive Junior」も六浦の教育への思い
掲載日:2019.02.08
本校の校内英会話教室「KGM Olive Junior」は2018年度で5年目となりました。後期はレッスン生がさらに増え、なんと89名が学んでいます。年々、運営方法もレッスン内容も進化してきています。授業とは違う完全にinteractive な会話の場ですから、とても学習効果が高いレッスンとなっています。
火、水、木曜の放課後に2時限ずつレッスン枠があります。後期は、1年生を中心とする生徒8名程度と講師1名のG(グループレッスン)が5組、2年生以上を中心とする生徒2名と講師1名でのSP(セミプライベートレッスン)が12組、主に高学年を中心とする生徒1名と講師1名でのP(プライベートレッスン)が28組です。1レッスンの時間はGとSPは45分、Pは40分です。
この「KGM Olive Junior」は外部委託ではありません。色々な学校でいま流行のSkypeを利用するOnline型でもありません(個人契約で利用できるOnline型は導入しません)。Olive Juniorは、あらゆる合理性を考えての本校のオリジナルの校内英会話教室です。レッスン内容は、通常の授業CLILと同様に本校のGET(Global English Teachers)が中心となるスタッフ会議で用意されます。現在、Olive Juniorの外部講師率は50%ですが、全てのレッスンは本校の英語科GETによって監修されています。プライベートレッスンでは生徒のレベルやニーズに合わせて行われているのも特徴です。オーダー・メイドのようなレッスンを外部に通わずに受けられるのは、…これは手前味噌ですが、とても魅力的です。それもreasonableな受講料で…です。「お得な学校ですね」と好評を頂いていますが、けっしてお得さだけを売りにしているわけではありません。
「六浦の教育への思い」なのです。10、20年後、AIがますます進化し、通信技術も5Gを越えるものが現れているかもしれません。超軽量小型のウェアラブル?いや、インプランタブル(体内埋め込み)自動通訳・翻訳機が当たり前のツールになっているかもしれません。しかし、「人」としてのコミュニケーションでは、究極的に「直接の対話」の魅力に優るものはない…と思います。「人」だからです。自分の思いを色々整理しながら、自分の言葉で、自分の込めたい気持ちをその場に合った自分なりの表現を用いて、自分の声で伝えられること。その「人の魅力」です。未来社会で求められる力の一つは、ますますその人にしかない「人となり」や「魅力」だと考えると…リンガ・フランカ、英語の習得はこれまでの経験以上の価値でmustでしょう。「KGM Olive Junior」は奇を衒ったものではなく、関東学院六浦の未来を見据える教育の思いと実践、その一つなのです。