3年生総合学習「地域の課題を探してみよう!」
掲載日:2019.06.18
3年生の総合的な学習の時間は、教科の枠を超え、さまざまな活動を通して「体験から学ぶ」ことを目的に行われています。
講座のひとつ「地域の課題を探してみよう!」では先日、「ごみ屋敷問題を考える」をテーマに校外へ行きました。
実際に町の風景を見ながら、「ごみ屋敷」があることによる問題について考え、SDGsに掲げられている「住み続けられるまちづくりを」「パートナーシップで目標を達成しよう」と関連づけながら、地域の課題解決を考える上での情報収集をしました。生徒達は、関東学院大学法学部教授の出石先生や同地域創生学科の木村先生の案内の下、町を調査しました。
当日は、地域の町内会長・副会長の方から、実際に町内で起こっている問題について話を伺いました。また、本校卒業生で横須賀市議会議員の加藤眞道氏にもお越しいただき、地域問題の解決に向けて、現在活動されていることについて説明していただきました。例えば横須賀市では、「横須賀市不良な生活環境の解消及び発生の防止を図るための条例」が加藤議員らの働きかけにより2018年に制定され、一度は行政代執行が行われたそうです。しかし、いわゆる「ごみ屋敷」の外も中もすっかりきれいになったものの、現在ではかつての状態に戻りつつあるという話も伺いました。
生徒達は今回集めた情報を基にして、次の授業の際にこの「ごみ屋敷問題」と「空き家問題」についてグループで討論します。これらの解決策を探り、グループごとの発表を通して、お互いの考えを共有する予定です。