教育の核となる日本語の活用能力を高める。
これからは、単なる知識の習得にとどまらず、情報を理解・整理する「思考力」、論理的に分析する「判断力」、自分の考えを他者に伝える「表現力」がより求められます。
「言語力活用講座」は、日本語の4技能(聞く・読む・話す・書く)を強化する複数年のプログラムです。
取り上げるテーマは時事問題や答えが一つとは限らない問題などを中心とし、段階を追って自分の意見が書けるようオリジナルプリントも活用しています。また、新聞へ投書することもあります。個人の取り組みが多くなりますが、生徒専用端末「Chromebook」を使ったグループワークやお互いの意見を共有することもあります。授業をクラス担任が担当するのも特徴で、様々な専門をもつ担任が工夫しながら展開しています。
また、達成度を測る一つの指標として文章読解・作成能力検定に年1回チャレンジし、2年生で4級、3年生で3級の取得を目指します。
新聞を取り入れた学習
新聞には地域の話題から世界の出来事まで多くの情報が掲載されています。その中から関心のある記事を選んで意見をまとめる学習や、自分の意見を新聞に投稿する学習を行います。
グループワーク
Chromebookを活用したグループワークでは、Googleのアプリを使って、同じファイルを複数人で同時に編集します。自分の意見を発信するだけでなく、他者の意見に触れることで、自分の考えをより深めていきます。
よむYOMUワークシート
教材「よむYOMUワークシート」(読売新聞)を使い、新聞記事やグラフなどの資料を読み解く問題に取り組みます。新聞が素材のワークシートなので、時事的なテーマを扱い、社会問題や教科横断の内容に触れ、幅広い知識も身につけます。